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虫歯について
虫歯はまず、歯の表面に覆われているエナメル質に発生します。この段階では痛みはあまりありません。エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行すると、その部分が黒く見えます。また冷たいものや熱いものを食べた時に、歯がしみることがあります。
歯の神経まで虫歯菌に感染すると、歯が痛み出します。ここまで症状が進行すると、虫歯の部分を削るだけでなく歯の神経を取ることも必要です。治療が完了するまでに時間がかかりますし、神経を取ると歯がもろくなってしまいます。
さらに悪化すると歯のほとんどが溶けてしまいます。ここまで虫歯が進んだ場合は歯を残せず、抜歯の可能性が高くなります。
歯周病治療について
歯周病治療の際には最初に検査を行います。そして検査結果を参考にして治療プランを作り、お口の現状や治療内容をご説明します。
患者さまに納得していただいたら、ブラッシング指導や歯垢・歯石の除去を行います。歯周病を改善するためには患者さまのご協力も必要になりますので、ご自宅でしっかり歯磨きをすることを心がけてください。
治療が終わったら再検査をします。歯周病が改善されていない場合は、外科的な処置をご案内することがあります。歯茎がよくなっている方には、健康な状態を維持するためにメンテナンスに移行します。
親知らずについて
前歯から数えて8番目の奥歯が親知らずです。10歳頃に顎骨の中で形ができはじめ、20歳頃に生えてきます。
親知らずが斜めに生えている場合、その周辺に汚れがたまりやすく、虫歯のリスクが高くなります。また親知らずの周りの歯肉が赤く腫れて、痛みが出ることもあります。このような場合は抜いたほうがよいため、歯科医院にご相談ください。
また正常に生えている場合、将来的に利用する可能性がある場合は親知らずを残しておいたほうがよいこともあります。例えば歯を失ってしまった時に、親知らずを移植して使うことが可能です。
乳歯について
乳歯は永久歯と比べると、表面を覆っているエナメル質が半分程度の厚さしかありません。そのため乳歯が虫歯になると進行が早くて、すぐに神経まで到達してしまいます。
また、虫歯が白い場合があることも乳歯の特徴です。虫歯と言えば黒色をイメージする方がいらっしゃると思いますが、乳歯の虫歯は白くて分かりにくいこともあります。
さらに子供の歯の虫歯は痛みを感じにくくなっています。そのため発見が遅くなり、症状がある程度進行してから治療を行うことになってしまうケースもあります。早期発見・早期治療のために、親御さまが仕上げ磨きの際にお口の中をチェックするようにしましょう。
つめ物・かぶせ物について
虫歯が大きい場合、そこの部分を削って人工の歯で補うことが必要になります。人工の歯には天然歯全体を覆うかぶせ物と、一部を補うつめ物の2種類があります。
またつめ物・かぶせ物の素材には、保険診療と自由診療のものがあります。保険診療のつめ物・かぶせ物としてよく使われるのが銀歯です。銀歯は強度があり、歯ぎしりや食いしばりで割れる心配がほとんどないことがメリットです。その一方で、虫歯の再発や金属アレルギーのリスクが高くなります。
自由診療の素材ではセラミックがあります。セラミックは天然歯のような美しい見た目を表現することが可能です。また表面がツルツルしているので、汚れがつきにくく、虫歯の再発リスクを減らせます。